あの日への道のり

過去へ進んでいるのか、未来へ戻っているのか

第2章

 

 

自分の人生の中でひとつ区切りを迎えたというのは確かだ。

 

あの日から、これから会えなくなったらどうしようかとか、返事が来なくなったらどうしようとか、いろんな事を考えていたが、3日くらいで悩みは解消した。

 

すぐにまた会う機会があったのも良かったのかもしれない。でもそこに至るまでも少し話をした。自分頑張った。みんなでいる時はまだいつも通りではない気もしたが、帰り道はもう普通に戻ったと言ってもいいくらい話をしてくれた。本当にまた友達として仲良くしたいと思ってくれてるんだろうなと、とても嬉しかった。

 

その後も会う機会があって、年が明けて今月も遊ぶ約束は何個かある。いつもの流れなら約束してる日より前に会うなんてこともあるかもしれない。

 

正直言ってあんな事になって向こうも会うの気まずいだろうなって思うし、距離を置かれてもまあ仕方ないくらいの気持ちだったからこんなに早く会ったり話したりできて嬉しい以外の言葉がない。気を遣ってくれてる所もあると思うし、本当に優しい子だなあと涙を流しながら書いているところだ。

 

いちばん一緒にいてて楽しい人だったし、これからもきっと会って遊べばそれだけで楽しいはずだから、今年もいっぱい遊んで話して楽しく過ごせたらいいなあ。

 

こんなわけで悲しさは薄れたわけじゃないんだけど、会える嬉しさが若干それを埋めてくれている感じがするから、この調子で心を落ち着かせていこうと思う。

 

今回ふられて諦めモードに入ってるわけだけど、ここで終わりだとも思ってなくて、いつかまた時間が経って自分がもっとまともな人間になった時にまだこの気持ちが消えていないのであれば、何度もチャレンジする気でいる。こんな気持ちは迷惑になるだけなのかもしれないけど、こうなるとどうも抜け出せなくなってしまう性分なもので、きっとしばらく他には向かないだろう。

 

確かにひとつの区切りとして何かが終わったわけだけど、第1章が終わったに過ぎない。これからはまた新たなステージを一歩ずつ進んでいくし、この気持ちが続く限りきっと終わらないストーリーになる気がしている。

 

しつこく繰り返して嫌われたらいちばん悲しいけど、今はまだ終わりたくはない。

 

進む方向が違ったのだとしたら、戻ってでも追いかけたいって、そのくらい夢中になれる人だから